生後~15歳までのお子さんで、耳鼻咽喉科領域に症状のある方を診察します。基本的には小児科さんで診察いただくのが良いと思いますが、耳鼻咽喉科での処置が必要な場合や、みみ・はな・のどのより専門的な診察を希望する場合は受診してください。
よくある訴え
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耳が痛いと言っています。中耳炎かもしれませんが、耳垢で耳の中がよく見えません。
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耳垢を除去し、鼓膜を観察します。
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色のついた痰や鼻水が多く出ます。副鼻腔炎(ちくのう)でしょうか?
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必要に応じて内視鏡で鼻内を観察して、診断・治療をします。
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スギ花粉症やダニアレルギーがあるのですが、子どもでも舌下免疫療法は可能ですか?
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5歳以上なら実施できます。統計ではかなり成績が良い治療であり、可能な場合は積極的に検討すべき治療と考えています。
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いつも口を開けています。口呼吸のようです。大丈夫でしょうか?
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鼻炎があれば治療を、アデノイド肥大があれば必要に応じて総合病院での手術をお勧めします。
【抗生剤投与について】
耳鼻咽喉科ではすぐに抗生剤を処方されるという認識の方がおられると思います。通常の感冒であれば、抗生剤は不要です。しかし、中耳炎や副鼻腔炎の場合は抗生剤なしには治療が進まないばかりか、最悪の場合は髄膜炎などのより重篤な症状になってしまうこともあります。また溶連菌などによる咽頭炎にも抗生剤が有効な場合があります。何を目的に使用するのかをはっきりとさせたうえで、必要な期間投与するのが原則ですのでご安心ください。
どのような症状でも地域のお子さんたちが安心して相談・受診できる耳鼻咽喉科クリニックになれれば幸いです。