睡眠時無呼吸症候群とは、寝ている間に呼吸が止まってしまい、血液中の酸素濃度が低下することで全身に負荷をかけてしまう状態です。脳に十分な酸素が提供できず、寝ているにもかかわらず脳は休まらずに日中の強い眠気が生じます。また、心臓や血管にも負荷をかけるため高血圧になったり不整脈を発症したりするため、寿命が短くなると言われています。原因は、肥満による気道の狭窄や小顎、口呼吸などがあります。まれに、中枢疾患が原因の場合もありますが、いずれも内視鏡検査や無呼吸検査で推定可能です。生活指導から必要に応じてCPAPという器械を装着して寝る治療まで、当院で対応可能です。寝ているはずなのに日中の眠気がひどい、日中に発作的に寝てしまう、家族にいびきがひどいと言われる、降圧剤を服用しても血圧がなかなか下がらないなどあればご相談ください。